けいぞくしたい

継続したい。

君、花海棠の紅にあらず

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華流ドラマはなぜこんなにどれも大河なのか。小粒なドラマは存在しない世界なのですか。
そもそも登場人物の多さがいつもどれも凄い。
人口の多い大国ゆえに、それが作劇としても当たり前なのでしょうか。

そしてこの作品は美しい衣装、重厚な美術、演技も質が高いように思われました。
京劇パートも美しい。歌は吹き替えなのでしょうか。そもそも中国のドラマはセリフも役者さん自身ではない他の人の吹き替えであることがほとんどだそうですが。

主題歌やエンディング曲も、情感が溢れていて佳曲でした。
作品の英語タイトルWinter Begoniaというのも、また麗しいです。

商先生は苛烈ながら人間臭く魅力的でした。もぐもぐしてるところが多くそれが愛嬌たっぷりに見えてきます。商先生の役者さんの演技もたたずまいも役柄にぴったりでした。

たまたま以前に見たBSの放送時にその映画並みの重厚な映像が印象に残っていたドラマがおそらくこれで、今回オンデマンド配信で改めて見ました。49話全てをきっちり見られず、一応最終回までは見ている、くらいなので色々分かっていないかもしれませんが、一応の感想としては。
人間ドラマ部分は、ところどころではとてもよい雰囲気もあったような感覚は残るのですが、最後のほうまで主になる二人の絆が伝わるような伝わらないようなみたいな気持ちになってしまったのも事実というか。

二旦那の役者さんは大変かっこいいかたで、時代背景に合わせたクラシカルなスーツが中心の衣装の着こなしもそれはそれは素敵でしたが、二旦那のキャラクター自体にはいまひとつ最後まで移入みたいなものができず、雰囲気だけを味わうようなそんな気持ちでした。

各々の人物の背景や感情がこれだけの話数と、重厚な雰囲気の割には語りつくされないし雰囲気だけで流されてしまった部分が多いようにも感じました。

しかしこの国のドラマは最近、陳情令、山河令、を見た程度なのですが、この作品もそれらと同様にまたネット小説の実写化のようなので、中国のネット小説の扱う世界の重厚さというかに驚かされています。

 

 

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