けいぞくしたい

継続したい。

光GENJIについて

うっかり光GENJIブログになってしまいそうな勢いで
光GENJI再評価の波が押し寄せすぎて
自分の中であっぷあっぷしそうです。

 

あ、今はあっぷあっぷするという言い回しは
あまり聞かない気もしますが

もしかしてほぼ死語なのでしょうか。
まあいいや。

昭和生まれです。

 

それにしても光GENJIブログのようにしてしまうと
(自己紹介文を参照して頂けるとありがたいのですが )
いきなり自分の中で来る洋楽ブームで
プログレッシヴ・ロックを詳しくもないのに
つらつら書きたくなるとか
いきなり来る邦楽ブーム(しかも時代もジャンルも全く定まらない)の時に
伝説のバンドとして名前しかしらないけれどたまたまCSで見た
外道(バンド名)の、香り(曲名)のMVがかっこよすぎて一日中見ていました
などといったことを書き留めたいけれど
なんだか場違いになっても困るな、
というような余計なというか要らぬ心配をしてしまいます。
ほんとに要らない心配です。
ほぼwebの孤島なのに。

 

しかし前回の光GENJIの記事に拍手を頂いたようなので
とても嬉しいです。


普段はたまにしか更新しないうえに
上記のように支離滅裂なジャンルに跨って
好きな曲の覚え書きをしているだけのところなので
webの孤島は誇張表現ではない状態です。
当然の帰結といったところなのですが。
それでも反応をいただけるのといただけないのとでは
全く違うのでありがたいです。

 

ひとえに光GENJIの、とこしえなる煌きゆえだと感じ入るばかりです。
機械が無作為に押していったのではないといいなと思います。

 

とにかくなにゆえこんなにも
2014年の現在に光GENJI再評価を求めるかを
自分では上手く表現できないもどかしさが募ります。

 

過去にファンだったこともないのに
いきなり天啓かと思う勢いで再評価の波が来ました。
きっかけは忘れました。

 

ガラスの十代だけ(私自身が青かったです。申し訳ないです)は

最初からずっと好きでした。

言いたかないですがリアルタイムです。

 

勿論当時より彼らの存在は凄いなとは思っておりました。

ぎちぎちに決まったフォーメーションの中で
一瞬も休むことを許されずに動きっぱなし。
しかもそれを生放送ばかりの音楽番組で
披露しなければならない時代です。
ローラースケートで踊ってアクロバットという
人間を越えているようにしか見えない技を
特徴としていただけに
初期は番組のなかでも
すてんすてん転んでいらっしゃいましたし
そのあまりの難易度と慌ただしい段取りに様々な失敗も多くて
そんななかで何度も怪我をしても
けして休まないで松葉杖とギブスで生放送に出演
という壮絶さでしたが悲壮感が漂わない。
それも凄かったです。
全てを越えて何だかもう凄い光景を見ている感覚でした。

 

それでも怪我は痛々しいことに変わりないですから
ちゃんと治して大切にしないと後々に響かないかしら
と思ったりしていた記憶もあります。
それがけして出来ない時代でもあったのでしょうが。

 

当時は週に幾つもあった生放送の音楽番組でしたし
普通に娯楽でもありましたので
彼らを見る意図はなく見ていました。

 

全力で挑まないと恐らくはむしろ危険が増すばかりであろうという
ぎりぎり感のあるパフォーマンスを
まだ10代、人によっては幼いような面影も残してすらいる

(実際義務教育の年齢のメンバーもいたわけですし。
そして言いたかなければ言わなければよいのですが

テレビの前の自分もそうでした。
だからこそ社会現象ですらあった巨大な人気に乗れませんでした。
今考えると青すぎたゆえんと思うばかりですが当時は仕方ないことでした。
でも今考えると本当に勿体なさすぎ)
男子アイドルたちが繰り広げるという大変な光景でした。
そして失敗も転倒も繰り返されるなか
どんどん上達してこなれていく様子を
日本中が目にしていたわけです。

 

ファンでなくても忘れられません。

 

STARLIGHTはまさに衝撃のデビュー曲でした。

今あらためて聴くと、
曲の間の「あーどうーしてー」から始まる部分が

恐るべき効果を上げていて泣きそうになれます。  
あれがあってこそ疾走だけでない
刹那さ(あえてこちらの変換で)が生まれています。

 

アイドルとは刹那さです。
それを特に初期光GENJIにおいては
見事に本当に見事に体現しておられます。
今考えるとそう表現するほかありません。

 

だからこそ彼らは
真の、そしてアイドルがアイドルとしてだけ存在することが
許された最後の時代の、最後の瞬間を焼き付けた
アイドル足り得たに違いありません。

そしてそれであればこそ
当時は全くもって乗りきれなかった自分すら
再評価してしまわずにいられないのです。

 

念の為に申し添えておきますが
その後のアイドルの方たちを貶める意図は全くありません。
ただ時代が違ったということだけは確かです。

 

昭和から平成にかけてそれが起こったのは

偶然ではなかったのだろうと

今は思います。

 

あれほどあった生放送スタイルの歌番組も少なくなっていき
(具体的に言えばベストテン、トップテン、ヒットスタジオです)
アイドルのあり方も形を変えざるを得ない時代に入ると、
それまでのように歌と踊りが中心で
バラエティやドラマ、映画の出演もあるけれど
それはあくまでもアイドルとしての延長の活動としてあるもので
とにかく核にあるものはアイドルとしての姿である、
という不文律は破られていきました。

 
そして浮世離れた非日常的なパフォーマンスだけでなく
ある程度そこからカジュアルダウンした芸能が求められ更には
バラエティでちゃんときれいに立ち回って
そのなかで自分のキャラクターを提示できないと
アイドルといえど生き残れない時代になった印象です。

 

光GENJIのデビュー時はそこに入る直前だったので
その意味で彼らが最後のアイドルと言われるわけです。
アイドルはトイレに行かないとかそういう話がまかり通る
最後の時代です。

 

もう少し書きたいことはありますが

またまとまらない。

機会を作れたらもうちょっと書き留めていきたいです。

ものを増やせないのでここ最近はCDを買わず
Amazon MP3やiTunesなどのデータで購入を心がけていたのですが
光GENJIは現在CDでしか、
しかもベストと最後のアルバムくらいしか流通していないのでしょうか。
中古で購入という選択肢はとりあえず取りたくないかなと思っているので
とても困りました。
しかもシングルのあれやあれやあれが
ベストには入っていないといった様子に、
また光GENJI再評価を願ってやまない気持ちが募ります。

 

 

ここからは個人的な話になりますが

 

興味をもつと、がーっと調べて

そう言えばそれで敬遠していたのだったとかいう事項まで

行き当たってちょっと消沈して、

でもそもそもどこに自分が興味を抱いているかを考えて

なのにそうした事項を自分が気にするのも違う話だよな、

というところまで戻ってきました。

この数日で。

芸能界がどうも(あくまでも個人的にはですが)印象が良くなりようがないので

考え始めるとどうにもすぐ消沈するところまで行き当たります。

 

また独特で濃密なファンのかたの世界を

構成していらっしゃるご様子に見えるのでつい何というか

失礼があってはいけないというような気持ちで

一緒にするのも非常に乱暴な話なのですが

フィギュアスケートと宝塚とジャニーズ事務所の方々は

新参者が簡単に好きと言ってはいけないような

印象を抱いていたことを思い出しました。

フィギュアスケート好きなのですが)

 

それだけ熱狂的なファンの方々を生み出すだけの

素晴らしい世界を独自に構築してきた証ですので

けしてそれを否定しようなどという気持ちはないのですが

新参者が軽く、好きかも、みたいに言い始めていいのだろうか、

そもそも

楽曲とパフォーマンスともちろんアイドルとしての側面も含めて

総合的な作品として光GENJIという存在を素晴らしいと

改めて認識したのでこのようなことをつらつらと

書き留めているのですがそれでも、

それぞれのメンバーの方々を強く支持し続けてきたファンの方も

多くいらっしゃるでしょうし

そういったファンの方に失礼なことを書いてしまいはしないだろうか

などとつい小心者ゆえの心配が湧いてきてしまいます。

 

webの孤島とはいえ、ワールド・ワイド・ウェブで世界中に公開ですので。

 

自分なりに、でしか当然できませんが考えつつ

機会を作れたらもう少し光GENJIとはアイドル歌謡とは

などと普段つい知らずのうちに頭のなかでつらねていることを、

さして内容があることを構築できているでもないでしょうが

書き留めていきたい気持ちです。

まだもっとあるので。

 

光GENJI再評価を心から願って。

光GENJI

自分の中で光GENJI再評価の波が来ているのですが
世間的にはどうか分かりません。
再評価してほしいです。

そして音楽番組出演時の映像などをまとめたDVDを出して頂きたい。

いきなりこのようなことを書いていますが
そして光GENJI現役時に
自分はこの世に生まれ落ちておりましたが
当時ファンであったというわけではありませんでした。
というかまあかなり無理でした。
今考えればとても勿体無いことですが
説明しがたいですがとにかくまあ色々無理でした。
社会現象がもう凄まじすぎたです。
渦でした波でした。とにかく凄まじい現象でした。
人気というよりはもう社会現象でした。
つまりはそれを覚えてはいるくらいの年代ということですが
光GENJIのメンバー平均年齢よりは下くらいです。
非常ーにどうでもいいですが。

とにかくそのように存在が大きすぎたアイドルグループでしたが
今の感覚から言うと比較的短命であったのは
それはもう芸風から考えると仕方のないことで
ある種の必然だったでしょう。
浮世離れした芸能を体現してくれた最後の存在だった
と言って差し支えないと思います。

あのあとからはバラエティでキャラクターを出して
立ち回っていくスタイルになりました。
それが巧みに出来ないと歌手であっても
お茶の間には浸透できないことになったような印象です。

ドリフの時代はまだそれが器用には出来なくても
アイドルや歌手がやってさえいれば
それを希少としてくれたような。

ちょっともう少し書きたいことはありますがとりあえず
まとまらないので。

とにかくあれだけ踊って歌って
(生歌でなくてもそれを納得せざるを得ないほどの運動量)
パッケージ化されたグループとしての芸を見せてくれていた
昭和から平成にかけての大アイドルグループです。

しかも根性芸がまだ通用していた時代だったのだと
今考えると思います。

最初は滑って転んで怪我も絶えなかった
(そら正直あんな人間を越えたような
無茶を強いた芸ならそうなるという印象でもありましたが)
ローラースケートもどんどん上手になってくる様を
生放送ばかりの音楽番組のなかで
日本中が目にするというビルドゥングス・ロマンのような体裁
ですらありました。
今あらためて考えると、ですが。

当時はそんな風には思えずでしたが。
そこそこ大人になって見ると俯瞰できるというか。

正直言って芸能界は色々な良からぬ陰謀と欲望渦巻くところ!
子どもや若すぎる年齢からどっぷり浸かり過ぎては危険なところ!
という印象(偏見?)が非常に強いですが
アイドルという存在は好きなのだとごく最近気付きました。

特に固定して好きなアイドルというのはあまり今も昔もないのですが
アイドルという存在は味わいがあるなあと思います。
男女問いません。

なのでアイドルに思い入れも何もなさそうなのに
大人がただただ商売のコマとして
アイドルを動かしていそうな感じなどを目の当たりにすると
生理的な嫌悪が今も昔も湧きます。

光GENJIの事務所の話ではないです。
あの事務所は誰もが知っているほど独自な存在ですので
光も影もありましょうがけしてアイドルに思い入れも
何もないのにやっているという場所ではないであろうことも
誰もが知ることです。

芸能界のことなど知りませんが
アイドルと芸能界の独特さはあまりに分かちがたく結びついています。
芸能界は外から見ているイメージはよいものではないですが
アイドルは好きなのだと気づいたので
素直になってみたいと思うところではあります。

でもそこそこ少なくとも年齢は大人ですし
固定したグループや個人には
あまり思い入れると大変そうですので
アイドル全体が何か好きで興味を持っている
くらいに留めておきたいです。

そんなわけで光GENJIのテレビの音楽番組出演時の
DVDを出して欲しいです。

ライヴのDVDなどは出ているようですが
ファンのかた以外の初心者が見るには
非常にこうファンのかたの熱い声援も濃密ですし
カメラも臨場感優先になりますので
テレビ番組などよりは踊りも見づらくなりますので
最初はテレビ番組出演時のをあらためてまとめて
見てみたいなーという気持ちです。
権利などが難しくて無理なのでしょうが。

そのような映像がまとめられている
アイドルというのはいらっしゃるのでしょうか。
2000年代に入る以前は音楽番組も
生放送が主体でしたので映像自体は残っているのでしょうが
それを売りものとしてまとめることは非常に無理そうです。
あー出して欲しい。

なぜ今あらためて光GENJIなのか、ということを
もう少し考えてまとめたいのですがまだまとまりません。
とにかく再評価の波がざぶんざぶん来ています。

あと関係ないのですがオフコース再評価が。
自分の中で。
言うまでもなく昭和生まれですが微妙に年齢は
リアルタイム世代でないと思います。
これももう少しまとめて考えたいです。
オフコースはとりあえずライヴがいいなーという印象です。

光GENJIで一番好きなシングルは
つまらない答えになってしまいますがガラスの十代です。
いい曲だと思います。
あの瞬間の光GENJIによく合っている。
その瞬間を切り取り彩る楽曲と共に
アイドルがあるという形態がそこにあります。
これも作詞作曲者の関係で
発売中止などの面倒なことにならないといいですが
多分ならない。
世の中に光GENJI再評価の流れがもっと欲しいです。

Don't Look Back In Anger

わざわざ今更この曲についてなど
記す必要すらもしかしてないのかもしれないとも思われますが
そもそも覚書ブログなので記しておきたい曲について
思いついた時に記しています。

そんなドント・ルック・バック・イン・アンガーです。
カタカナで予測変換されてしまいました。
偉大です。

前の記事でも書いていますが、
リリースされたその瞬間に
既にスタンダード感を醸し出している楽曲が
世界にどれだけあるのだか知りませんが
それでもこれがその一曲であったことは疑い得ません。

もう言ってもいいというか
私などが何を言ったところで
何も揺るがない牙城を世界に築き上げたバンドでありますが
とにかく
けなす意味でなく個人的にはこのバンドが
正直どちらかと言うとどころでないくらい結構苦手です。

粗野な味を残した歌い方が趣味として恐らく苦手なのだと思います。
そして媒体に姿を出している以上、
その是非はともかくとして
完全に音楽性のみで評価されることはなく
否が応でもそのキャラクターも重要視されるのが
アーティストです。
そこにおいてこの兄弟をメインに据えたバンドの場合
イギリス本国においては
日本にいる自分などから見えるものとは違う
意味合いも持ちうるのでしょうが
とにかくアーティストとしての佇まいが
個人的な好みと合致するところがなかったのかと思われます。
単純にルックスが、という意味ではけしてないつもりです。
あくまでも佇まいが、といいますか。

なので日本でも人気を得たバンドであると認識していますが
自分に理解できない事象に行き当たった時の狭量さを
(特に機会もないのもありますし
小心者でもありますし
自分が理解できないからといって
なにも多くの人が好きと言って支持しているものを
ことさら貶めるのはよくないと
頭のなかでは一応は理解していたので)
心のなかだけでは思いきり発揮しておりました。

売れていなければ思わないことなのですが
それはもう日本でも高い支持を得ているのが
見えていましたので、分からないことに対する
アレルギーを覚えていたような。

今も昔もですが
洋楽の話をする相手など持っていなかったので
特にそれを語ることがなかったのは
この場合は幸いであると言うべきだったでしょう。
まあたとえいてもそれほど強い調子では言えなかったでしょうが
それでも感じの悪さは醸し出してしまったでしょうから。

しかしこの曲だけは一聴しただけで
誰の胸にも届くようなこのスタンダード感に
降参するしかなかったです。

20世紀末頃のアンセムのひとつと言って
全く差し支えない圧倒的な旋律です。

CSなどで洋楽番組にチャンネルを合わせていると
OASISライヴのプログラムが放映されているのに
たまたま行き当たったりします。
そのたびにこのドント・ルック・バック・イン・アンガーが
演奏されるのを待ってしまいます。

広大な会場に
壮観というほかない観客の群れが集い
この曲になるとサビに限らず
最初からずっと観客も共に歌っている映像は
大変な迫力です。

リリースされた瞬間にスタンダード、
そしてこれからもずっとスタンダードとして
響き続ける旋律であると確信します。

こんな曲を書き上げててしまったら
それはもう弟さんに渡さないで
自分で歌いたくもなると思うのですが
それだけが理由ではなかったのでしょうか。

清竜人

リリースされた時点で既に
スタンダード感を漂わせている曲が
たまに出現します。

これもその一つだと思います。

4年前のリリースですが
1989年生まれとおっしゃる
このアーティストは当時は、
はたちそこそこのはずなのに
その若さにふさわしくないかのような
一聴しただけで聴くものを引きずり込むような
堂に入った世界が広がりきっています。
この人の曲はこれにかぎらず
聴いた限りではどれも全てに
そのような空気が横溢しています。

この曲のPVというかMVも
シンプルであるがゆえにとても素晴らしいです。
目的を達するというのは
こういう撮り方を言うのでしょう。

アーティストが自分の曲を理解して
あますところなく表現している表情が
くっきりと映しだされている。

聴き始めるとリピートし続けて止まらない曲のひとつです。

この曲のことを書きたかったけれど
いつもの通り上手くまとまりそうもなくて
書く機会を逸したままになりそうなので
とにかく書き留めてしまいました。

もうとにかくこのスタンダード感。
個を歌って
普遍にまで至っている様子を
まざまざと見せつけられるようです。

このような曲だけでなく
全く違うものなども発表したりしているようですが
個人的には怖くて聴けなかったりなので
あまり色々言えませんが。
ご本人の近影を見ると
私の怯えというか惑いも
理解して頂けるところかと思います。
http://www.cinra.net/interview/2013/10/22/000000.php

とはいえ何もそれに文句を言いたいでもないです。
この堂に入った世界を展開しつつ
実際にはまだ20代前半だったりなさるので
やりたいようにやって下さるのが一番です。
(でも見れば戸惑いはする)

企業のCMで一聴してすぐそれと分かる
あまりに特徴的なこの声が聴こえてきたり、

それに加えて独特なアニメソング
(現時点ではアニメソングとしては
堀江由衣さん限定提供なのでしょうか)
なども手がけているようですし
更に更に広く一般までに知られて欲しい存在だと思っています。

ここまで突出した人は
ずっと続けて欲しいです。


    

The Pogues Featuring Kirsty MacColl_Fairytale of New York(1987年)

クリスマスが近い季節ですので。

個人的にクリスマスというと
本来の意味での宗教にも疎い上に
クリスマス前はこうせかされるような気持ちにさせられるようで
あまり得意でない印象なのですがそれはそれとしまして。

ここ数年の間で急になぜか
クリスマスといえばこの曲のような気がして
つい聴きたくなります。

しかし今さっきこの曲のタイトルをど忘れしてしまい
調べようとして「洋楽 クリスマスソング」というような
ぬるい検索の仕方をしたら全く出てこなくて
えーそうなのーみたいな気持ちになりました。
POGUESの名前(すらど忘れしておりました)
を何とか思いついて辿り着きました。

日本ではよく聴かれるクリスマスソングと言って
これと出てくるというところまでは
行かない浸透率なのでしょうか。

改めて調べてみると四半世紀以上前に発表された曲になるのですね。
スタンダードと言ってもよいほどの印象があるので
結構前だよなあとは思っていましたが。

POGUESはこの曲くらいしか申し訳ないことによく存じ上げませんが
音楽性からしても新曲である時点でスタンダードな雰囲気が
漂っていても当然なのかもしれません。
ドラマチックでありながら
諦念と共に温かさもあって「人生」を感じさせてくれる
言うまでもないことですが名曲で名クリスマスソングです。

ここで親しみやすく新鮮さもある歌声を聴かせて
やさぐれに偏り過ぎない仕上がりに曲を彩ってくれている
カースティ・マッコールも調べてみると
既に若くして亡くなっているという事実がとてもやるせないです。

ここではこれまで節操もなく聴いてきた曲を
何かの折に思い出してはとりとめもなく書き留めているのですが
記事にするのだからと改めて調べてみると
亡くなっているかたの多さに
時の流れや遣る瀬なさを思わずにいられません。

それでも
この曲が似合う季節なのだなと思うと
せき立てられるような気持ちになるクリスマスも
悪くもないのかもしれないと感じさせてもらえる気がします。

このMVの冒頭に俳優のマット・ディロンが出演していることは
ついこの間に見ていてふと気づきました。遅い。

  

Meat Loaf

Meat Loafは素晴らしいです。

この外見もとても好いです。

いかにもスマートな二枚目でこの歌唱だったらそれはそれで
またよいということにもなるのでしょうが、
少なくともMeat Loafというアーティストにおいて
(失礼な言葉になってしまうかもしれませんがあくまでも
アーティストとしての価値として見た時の話として)
この見た者が正直たじろぐほどの巨漢という外見は
マイナスでなくプラスです。

彼の曲はビデオで見るのが素敵です。

ドラマティックな素晴らしい歌唱ですから
映像がなくても素敵なことに変わりませんが、
それでも彼がドラマティックな表情や演技と共に
歌い上げる様それこそがもうアーティストとしての姿ですので
見ているとこれこれこれ!みたいな気持ちにさせてもらえます。

俳優としての立派なキャリアもあるかたですから
演技が魅力的なのは当然としても
そのなんつうかよい意味で大げさな演技が
この歌唱とあいまった時が
これぞドラマでロック・オペラでとても素敵です。

この曲が収録されている
ロングセラーを記録したことでも有名なアルバムは
トッド・ラングレンがプロデュースだったんですね。
すげーですトッド・ラングレンすげー。もうほんとすげー。

しかも色々な人に断られた末にトッド・ラングレンに決まったとか
Wikipedia参照)
伝説になるような作品には
こういうエピソードは最早つきものですね。

ジム・スタインマンによる曲自体が
言うまでもなくドラマティックですし
それを更に盛り上げるMeat Loafという存在の素晴らしさに
うっとりです。

でもMeatLoafVEVOチャンネルにはなぜ
全米No.1を獲得もしていて、代表曲のひとつであると思われる
I'd Do Anything For Love (But I Won't Do That)
がないのでしょう。
PVが明らかにお金がかかっていて曲に合っていて名作なのですが。

(今更ですが公式に見つけたので貼っておきます)

Meat Loaf - I'd Do Anything For Love (But I Won't Do That)

ロック・オペラは永遠であってほしいとしみじみ思わされます。

そして改めて書き出してみると
Bat Out of Hell(邦題:地獄のロックライダー/1977年)と
I'd Do Anything For Love(邦題:愛に全てを捧ぐ/1993年)の間の16年に
きっと日本のレコード会社の邦題のつけかたにも
変化があったんだなと感じさせるものがありました。
後者はなんつうか直訳に近くて特に味付けがない感じで
きっと時代の趨勢としても邦題はあまりなくなっていた頃で
だけどMeat Loafだから邦題はまあつけとくかくらいの雰囲気ですが、
前者は味付けというか肉付けしかない勢いで。

言うまでもないことかもしれませんが
個人的にも前者のほうが好きです。
音楽に限らず映画などにも言えることですが
味のあり過ぎる邦題がなくなっているのは
仕方のないことなのでしょうが惜しまれもします。

もっと書きたいことはある気がするのですが
余裕がないのでこのあたりにしておきます。
そもそもこれを打っている余裕もないはずなのですが
つい更新してしまいました。

他にも
外道の「香り」をテレビで見て
ぐるぐる頭のなかを回ってたりしますので
次あたりは邦楽のことも書きとめたい気がしますが
どうなるかわかりません。

他にも色々書きたいことはあるのですが
要領も悪くどうにもです。
曲名やアーティスト名だけでもリストアップしておくなどして
順次書き出したいものなのだがなどと思いつつ
結局は思いつきと衝動だけでやっているような次第です。




http://www.meatloaf.net/

Moon Safari

音楽に限らず
ジャンルにこだわりを持つということが出来ないようなので
自分としては特定のジャンルにこだわりを持てるかたが羨ましかったり
ということも多いです。

それでも
自己紹介にちろりと書いているように
King Crimsonが好きだったりはするので
いわゆるところのプログレ
こころにあるジャンルではあったりします。

10代の頃に『プログレッシブ・ロック辞典』
というような数千円という当時の自分には
極めて高価な書籍を買おうかどうしようか
新宿紀伊国屋に行くたびに何度も本棚を眺めては
迷っていたことがありました。
結局買いませんでしたが。

辞典で知識を得て色々聴きたくなっても
音源を試聴する手段が
(年齢を積極的に明かしたい意図もないので
あまり言いたかないですが)
現在ほど豊富には用意されていない時だったので
片っ端から探して買えるわけでもなし
それで一枚失敗というか自分の趣味に合わなかったら
極めて若い身には相当な痛手なのにと
いうようなことから諦めたような記憶があります。

そうした個人的な傍流の記憶はともかくとして
プログレといえば詳しいかたはどっぷりなので
もうそういう域には程遠い身としては
プログレ好きなどと口にするのは
恐れ多い気持ちしかありません。

そもそもリアルタイムとは離れたあたりで
ふいにKing CrimsonPink Floyd
まだ自分も若かった時に少し聴いて
それで曲数としては少しでありますが
その作品の素晴らしさに大変感銘を受けたというのが
現在まで続いているくらいの知識で
知識としてはそこからさして深まってもいません。

それでもNHKFMのいまや名物企画の
プログレ三昧と聞くと心が踊る感じはあります。

情報に疎いので番組があることも知らなかったりですが
昨今のネットの恩恵に預かって気づけたりするので
なんとか今回の秋分の日の放送も途中からになりましたが
少し聴けました。

そしてその中で聴いたMoon Safariです。
プログレという語からはイメージしづらい「爽やか」
という言葉を冠するにふさわしい異色さから
女子に人気急上昇中というような感じで
番組内でも言われていましたが。

以前の放送でも取り上げられていたそうですが
自分は聴き逃していたようで今回の放送で初めて
認識しました。

そして最初自分も聴いたとき
はーいい曲だなー眩しいなーきらきらだなーくらいだったのですが。

よく聴いてみるとこの「Diamonds」には
タイトルから考えると納得できる話ですが
シド・バレットの名前が歌詞の中に挟み込まれています。
それに気づいた時に
シド・バレットをこのように向日性の高い雰囲気で
歌えるなんて凄いなースウェーデンのバンド凄いなーと
心から思いました。

スウェーデンだからというわけではないかもしれませんが
少なくとも米英でないという要因は関係している
と感じます。

無駄な青々しさを保ち続け過ぎているようで
個人的にえらく恥ずかしい話ですが
リアルタイムでもないのに若い頃に
King Crimsonはともかくとしても
ある時期のPink Floydを聴いて
しかもシド・バレットという存在を知った時に
そのダークサイドに引きこまれてしまう
(しかもシド・バレットのような才覚が
おのれにあり得よう筈もないので
始末の悪い感じに半端に)
のではないかという恐れを常に抱き続けていて
それも手伝ってあまり踏み込み過ぎては恐ろしい
と思い続けてもいたりしたので
シド・バレットの名前を組み込みながら
このように光の方向を向いた音に仕上げてしまう
人たちがいることに驚かされました。

ただ爽やかなだけなら
自分などはつい通りすぎてしまいそうでもあるのですが
シド・バレットというと
自分などの半端な知識でも
Wish You Were Hereで
Shine On You Crazy Diamond
と歌われた人だという印象が強いのに
それをこういうのもあるんだなーという
衝撃を受けました。

向日性が高い音だけでは物足りなくなってきてしまうでしょうから
こうしたバンドもあって他のいわゆるところのプログレもある
バランスがいいよなーと改めて思わされました。
ダークサイドに(自分などは半端に)引きこまれてしまう恐怖が
少しだけ払拭されたような気持ちに
個人的にもなれました。

YouTubeのチャンネル
最新アルバムを全曲フルで試聴できるようになってもいますし
こういった↓
http://moonsafari.bandcamp.com/
アーティストやバンドが直に売る感じの
場所があることも今回初めて知りました。
ここでもフルで試聴が可能な形になっているようです。
歌詞も見られるのでここで
ほんとにシド・バレットって歌詞の中に入っているんだーと確認して
驚いたりしていました。

正直AmazonのMP3ストアから買うより
このbandcampを利用したい気持ちになりました。
paypalをこのために使ってみようかなと
考えているところです。

こうしたバンド自らの展開もいいなと感じますし
普通に美しくメロディアスな楽曲と
高い技術に裏打ちされてもいるので
もっともっと有名になったらいいです。
末永く続けてほしいです。
その為にもbandcampのようなところから
購入したりという行動は微力ながらでも
大切なことなのかなーと思ったりします。


http://www.moonsafari.se/