これよりひとつ前の記事で書いたことの続きだけれども
横光利一の機械を読み終わっていた。日曜日に。
こ、こういう話だったんだあというのがとにかくの感想で。
結末がそうなるとか。
でも正直結末よりもそこに至るまでに、
主人公がぐるぐるぐるぐるぐるぐる
考えて最初から最後まで
脳みその中だけでずーっっっと呟いている過程を
綴った文章が素晴らしかった。
とにかくもうその文章を堪能させてもらいました。
同じ横光利一の『蠅』も読みたいけれど
次は永井荷風の墨東奇譚
(実際の書名表記と違うのでしょうが変換が
自分の環境でざっと探しただけだと略字でしか出ないです)
が、読みかけなのでこちらを読了したい。
あと忘れないように書き留めておくというだけのことですが
NHKアーカイブで放映していた山田風太郎の番組を見て
とてもよかったので不勉強ながら読む機会のなかった
山田風太郎作品を読んでみたいと思ったりしています。
警視庁草紙〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈1〉 (ちくま文庫)
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なかでも明治物というのが読んでみたい。