熱心なファンでもなく
ただ数曲を知っているのみですが
折にふれて思い出さずにいられない名前です。
数年前に思い出したときに
公式サイトがリンク切れの部分が多くなったりしているのを見て
やるせないような気持ちになっていた記憶があるので
今年くらいに入ってまた思い出して検索した時に
自分の存じあげないうちに
再編集のアルバムが出たり
Twitterのアカウントやfacebookのページが出来ていたり
昨年には(最初で最後のだそうですが)ライブも行われたというような
動きがあったことを知り嬉しさと共に安堵を覚えました。
メジャーデビュー前にボーカル&ギターであったメンバーが亡くなり
その後にデビューシングルとアルバムがリリースされた
という経緯も衝撃でしたが
それ以上にこの声と楽曲が印象に残り続けていたのだと
今も改めて思います。
このバンドの「初恋に捧ぐ」をSpitzが手がけたカバーも
Spitzらしいとしか言い様のないカバーでした。
Spitzのカバーは良い意味でいつでもそうですが。
UNIVERSAL MUSIC JAPAN 初恋の嵐 INTERVIEW
この残された2人のメンバーのかたによるインタビューの中での
「メロディに対する言葉の乗せ方と歌い回しのマッチングは
彼の音楽における強い説得力になっているし、大きな特徴」
という言は大変納得がゆく気がしました。
またPVと楽曲でしか知らないので
亡くなったボーカル&ギターの西山さんという方は
楽曲や歌い方から受けるものも相まって
華奢で眼鏡でという風貌から繊細な文系の青年
という印象を深めるばかりですが
残された2人のメンバーの声を読むと
普段はそういった雰囲気のキャラクターではなかったようで
興味深いです。
大抵の場合、繊細な歌詞だからといって
普段から神経質そうであるということのほうが
少ないのかもという気もしますので
当たり前といえば当たり前であったのかもしれません。
しかしながらそうした人となりというか
メディアに見せる部分すらも知る機会がないまま
亡くなられたことを更に思いしらされるような事項でもあります。
折にふれて初恋の嵐というバンド名と楽曲を思い出しては
この方が夭逝しないでデビューしていたら
どうなったのだろうと考えても仕方ないことも
考えてみたりします。
真夏の夜の事
レコード会社の公式ですが
埋め込みコードが無効にされているようなので
アドレスだけ貼ります。
一時期流行った記憶のあるドラマ仕立てPVではありますが
その中ではとても丁寧に作られた映像という印象です。
俳優は今見ると色々な余計な印象を持ってしまうかたを
起用しているのが複雑な部分も否めませんが。
生きている人間には色々なものが年々良くも悪くも
付着してゆくのだなと思ったりもしますがそれはともかくとして
この曲をラジオだったかテレビの音楽番組でだったか忘れてしまいましたが
聴いた時から忘れられないバンド名になっています。