けいぞくしたい

継続したい。

Don't Look Back In Anger

わざわざ今更この曲についてなど
記す必要すらもしかしてないのかもしれないとも思われますが
そもそも覚書ブログなので記しておきたい曲について
思いついた時に記しています。

そんなドント・ルック・バック・イン・アンガーです。
カタカナで予測変換されてしまいました。
偉大です。

前の記事でも書いていますが、
リリースされたその瞬間に
既にスタンダード感を醸し出している楽曲が
世界にどれだけあるのだか知りませんが
それでもこれがその一曲であったことは疑い得ません。

もう言ってもいいというか
私などが何を言ったところで
何も揺るがない牙城を世界に築き上げたバンドでありますが
とにかく
けなす意味でなく個人的にはこのバンドが
正直どちらかと言うとどころでないくらい結構苦手です。

粗野な味を残した歌い方が趣味として恐らく苦手なのだと思います。
そして媒体に姿を出している以上、
その是非はともかくとして
完全に音楽性のみで評価されることはなく
否が応でもそのキャラクターも重要視されるのが
アーティストです。
そこにおいてこの兄弟をメインに据えたバンドの場合
イギリス本国においては
日本にいる自分などから見えるものとは違う
意味合いも持ちうるのでしょうが
とにかくアーティストとしての佇まいが
個人的な好みと合致するところがなかったのかと思われます。
単純にルックスが、という意味ではけしてないつもりです。
あくまでも佇まいが、といいますか。

なので日本でも人気を得たバンドであると認識していますが
自分に理解できない事象に行き当たった時の狭量さを
(特に機会もないのもありますし
小心者でもありますし
自分が理解できないからといって
なにも多くの人が好きと言って支持しているものを
ことさら貶めるのはよくないと
頭のなかでは一応は理解していたので)
心のなかだけでは思いきり発揮しておりました。

売れていなければ思わないことなのですが
それはもう日本でも高い支持を得ているのが
見えていましたので、分からないことに対する
アレルギーを覚えていたような。

今も昔もですが
洋楽の話をする相手など持っていなかったので
特にそれを語ることがなかったのは
この場合は幸いであると言うべきだったでしょう。
まあたとえいてもそれほど強い調子では言えなかったでしょうが
それでも感じの悪さは醸し出してしまったでしょうから。

しかしこの曲だけは一聴しただけで
誰の胸にも届くようなこのスタンダード感に
降参するしかなかったです。

20世紀末頃のアンセムのひとつと言って
全く差し支えない圧倒的な旋律です。

CSなどで洋楽番組にチャンネルを合わせていると
OASISライヴのプログラムが放映されているのに
たまたま行き当たったりします。
そのたびにこのドント・ルック・バック・イン・アンガーが
演奏されるのを待ってしまいます。

広大な会場に
壮観というほかない観客の群れが集い
この曲になるとサビに限らず
最初からずっと観客も共に歌っている映像は
大変な迫力です。

リリースされた瞬間にスタンダード、
そしてこれからもずっとスタンダードとして
響き続ける旋律であると確信します。

こんな曲を書き上げててしまったら
それはもう弟さんに渡さないで
自分で歌いたくもなると思うのですが
それだけが理由ではなかったのでしょうか。

清竜人

リリースされた時点で既に
スタンダード感を漂わせている曲が
たまに出現します。

これもその一つだと思います。

4年前のリリースですが
1989年生まれとおっしゃる
このアーティストは当時は、
はたちそこそこのはずなのに
その若さにふさわしくないかのような
一聴しただけで聴くものを引きずり込むような
堂に入った世界が広がりきっています。
この人の曲はこれにかぎらず
聴いた限りではどれも全てに
そのような空気が横溢しています。

この曲のPVというかMVも
シンプルであるがゆえにとても素晴らしいです。
目的を達するというのは
こういう撮り方を言うのでしょう。

アーティストが自分の曲を理解して
あますところなく表現している表情が
くっきりと映しだされている。

聴き始めるとリピートし続けて止まらない曲のひとつです。

この曲のことを書きたかったけれど
いつもの通り上手くまとまりそうもなくて
書く機会を逸したままになりそうなので
とにかく書き留めてしまいました。

もうとにかくこのスタンダード感。
個を歌って
普遍にまで至っている様子を
まざまざと見せつけられるようです。

このような曲だけでなく
全く違うものなども発表したりしているようですが
個人的には怖くて聴けなかったりなので
あまり色々言えませんが。
ご本人の近影を見ると
私の怯えというか惑いも
理解して頂けるところかと思います。
http://www.cinra.net/interview/2013/10/22/000000.php

とはいえ何もそれに文句を言いたいでもないです。
この堂に入った世界を展開しつつ
実際にはまだ20代前半だったりなさるので
やりたいようにやって下さるのが一番です。
(でも見れば戸惑いはする)

企業のCMで一聴してすぐそれと分かる
あまりに特徴的なこの声が聴こえてきたり、

それに加えて独特なアニメソング
(現時点ではアニメソングとしては
堀江由衣さん限定提供なのでしょうか)
なども手がけているようですし
更に更に広く一般までに知られて欲しい存在だと思っています。

ここまで突出した人は
ずっと続けて欲しいです。


    

The Pogues Featuring Kirsty MacColl_Fairytale of New York(1987年)

クリスマスが近い季節ですので。

個人的にクリスマスというと
本来の意味での宗教にも疎い上に
クリスマス前はこうせかされるような気持ちにさせられるようで
あまり得意でない印象なのですがそれはそれとしまして。

ここ数年の間で急になぜか
クリスマスといえばこの曲のような気がして
つい聴きたくなります。

しかし今さっきこの曲のタイトルをど忘れしてしまい
調べようとして「洋楽 クリスマスソング」というような
ぬるい検索の仕方をしたら全く出てこなくて
えーそうなのーみたいな気持ちになりました。
POGUESの名前(すらど忘れしておりました)
を何とか思いついて辿り着きました。

日本ではよく聴かれるクリスマスソングと言って
これと出てくるというところまでは
行かない浸透率なのでしょうか。

改めて調べてみると四半世紀以上前に発表された曲になるのですね。
スタンダードと言ってもよいほどの印象があるので
結構前だよなあとは思っていましたが。

POGUESはこの曲くらいしか申し訳ないことによく存じ上げませんが
音楽性からしても新曲である時点でスタンダードな雰囲気が
漂っていても当然なのかもしれません。
ドラマチックでありながら
諦念と共に温かさもあって「人生」を感じさせてくれる
言うまでもないことですが名曲で名クリスマスソングです。

ここで親しみやすく新鮮さもある歌声を聴かせて
やさぐれに偏り過ぎない仕上がりに曲を彩ってくれている
カースティ・マッコールも調べてみると
既に若くして亡くなっているという事実がとてもやるせないです。

ここではこれまで節操もなく聴いてきた曲を
何かの折に思い出してはとりとめもなく書き留めているのですが
記事にするのだからと改めて調べてみると
亡くなっているかたの多さに
時の流れや遣る瀬なさを思わずにいられません。

それでも
この曲が似合う季節なのだなと思うと
せき立てられるような気持ちになるクリスマスも
悪くもないのかもしれないと感じさせてもらえる気がします。

このMVの冒頭に俳優のマット・ディロンが出演していることは
ついこの間に見ていてふと気づきました。遅い。

  

Meat Loaf

Meat Loafは素晴らしいです。

この外見もとても好いです。

いかにもスマートな二枚目でこの歌唱だったらそれはそれで
またよいということにもなるのでしょうが、
少なくともMeat Loafというアーティストにおいて
(失礼な言葉になってしまうかもしれませんがあくまでも
アーティストとしての価値として見た時の話として)
この見た者が正直たじろぐほどの巨漢という外見は
マイナスでなくプラスです。

彼の曲はビデオで見るのが素敵です。

ドラマティックな素晴らしい歌唱ですから
映像がなくても素敵なことに変わりませんが、
それでも彼がドラマティックな表情や演技と共に
歌い上げる様それこそがもうアーティストとしての姿ですので
見ているとこれこれこれ!みたいな気持ちにさせてもらえます。

俳優としての立派なキャリアもあるかたですから
演技が魅力的なのは当然としても
そのなんつうかよい意味で大げさな演技が
この歌唱とあいまった時が
これぞドラマでロック・オペラでとても素敵です。

この曲が収録されている
ロングセラーを記録したことでも有名なアルバムは
トッド・ラングレンがプロデュースだったんですね。
すげーですトッド・ラングレンすげー。もうほんとすげー。

しかも色々な人に断られた末にトッド・ラングレンに決まったとか
Wikipedia参照)
伝説になるような作品には
こういうエピソードは最早つきものですね。

ジム・スタインマンによる曲自体が
言うまでもなくドラマティックですし
それを更に盛り上げるMeat Loafという存在の素晴らしさに
うっとりです。

でもMeatLoafVEVOチャンネルにはなぜ
全米No.1を獲得もしていて、代表曲のひとつであると思われる
I'd Do Anything For Love (But I Won't Do That)
がないのでしょう。
PVが明らかにお金がかかっていて曲に合っていて名作なのですが。

(今更ですが公式に見つけたので貼っておきます)

Meat Loaf - I'd Do Anything For Love (But I Won't Do That)

ロック・オペラは永遠であってほしいとしみじみ思わされます。

そして改めて書き出してみると
Bat Out of Hell(邦題:地獄のロックライダー/1977年)と
I'd Do Anything For Love(邦題:愛に全てを捧ぐ/1993年)の間の16年に
きっと日本のレコード会社の邦題のつけかたにも
変化があったんだなと感じさせるものがありました。
後者はなんつうか直訳に近くて特に味付けがない感じで
きっと時代の趨勢としても邦題はあまりなくなっていた頃で
だけどMeat Loafだから邦題はまあつけとくかくらいの雰囲気ですが、
前者は味付けというか肉付けしかない勢いで。

言うまでもないことかもしれませんが
個人的にも前者のほうが好きです。
音楽に限らず映画などにも言えることですが
味のあり過ぎる邦題がなくなっているのは
仕方のないことなのでしょうが惜しまれもします。

もっと書きたいことはある気がするのですが
余裕がないのでこのあたりにしておきます。
そもそもこれを打っている余裕もないはずなのですが
つい更新してしまいました。

他にも
外道の「香り」をテレビで見て
ぐるぐる頭のなかを回ってたりしますので
次あたりは邦楽のことも書きとめたい気がしますが
どうなるかわかりません。

他にも色々書きたいことはあるのですが
要領も悪くどうにもです。
曲名やアーティスト名だけでもリストアップしておくなどして
順次書き出したいものなのだがなどと思いつつ
結局は思いつきと衝動だけでやっているような次第です。




http://www.meatloaf.net/

Moon Safari

音楽に限らず
ジャンルにこだわりを持つということが出来ないようなので
自分としては特定のジャンルにこだわりを持てるかたが羨ましかったり
ということも多いです。

それでも
自己紹介にちろりと書いているように
King Crimsonが好きだったりはするので
いわゆるところのプログレ
こころにあるジャンルではあったりします。

10代の頃に『プログレッシブ・ロック辞典』
というような数千円という当時の自分には
極めて高価な書籍を買おうかどうしようか
新宿紀伊国屋に行くたびに何度も本棚を眺めては
迷っていたことがありました。
結局買いませんでしたが。

辞典で知識を得て色々聴きたくなっても
音源を試聴する手段が
(年齢を積極的に明かしたい意図もないので
あまり言いたかないですが)
現在ほど豊富には用意されていない時だったので
片っ端から探して買えるわけでもなし
それで一枚失敗というか自分の趣味に合わなかったら
極めて若い身には相当な痛手なのにと
いうようなことから諦めたような記憶があります。

そうした個人的な傍流の記憶はともかくとして
プログレといえば詳しいかたはどっぷりなので
もうそういう域には程遠い身としては
プログレ好きなどと口にするのは
恐れ多い気持ちしかありません。

そもそもリアルタイムとは離れたあたりで
ふいにKing CrimsonPink Floyd
まだ自分も若かった時に少し聴いて
それで曲数としては少しでありますが
その作品の素晴らしさに大変感銘を受けたというのが
現在まで続いているくらいの知識で
知識としてはそこからさして深まってもいません。

それでもNHKFMのいまや名物企画の
プログレ三昧と聞くと心が踊る感じはあります。

情報に疎いので番組があることも知らなかったりですが
昨今のネットの恩恵に預かって気づけたりするので
なんとか今回の秋分の日の放送も途中からになりましたが
少し聴けました。

そしてその中で聴いたMoon Safariです。
プログレという語からはイメージしづらい「爽やか」
という言葉を冠するにふさわしい異色さから
女子に人気急上昇中というような感じで
番組内でも言われていましたが。

以前の放送でも取り上げられていたそうですが
自分は聴き逃していたようで今回の放送で初めて
認識しました。

そして最初自分も聴いたとき
はーいい曲だなー眩しいなーきらきらだなーくらいだったのですが。

よく聴いてみるとこの「Diamonds」には
タイトルから考えると納得できる話ですが
シド・バレットの名前が歌詞の中に挟み込まれています。
それに気づいた時に
シド・バレットをこのように向日性の高い雰囲気で
歌えるなんて凄いなースウェーデンのバンド凄いなーと
心から思いました。

スウェーデンだからというわけではないかもしれませんが
少なくとも米英でないという要因は関係している
と感じます。

無駄な青々しさを保ち続け過ぎているようで
個人的にえらく恥ずかしい話ですが
リアルタイムでもないのに若い頃に
King Crimsonはともかくとしても
ある時期のPink Floydを聴いて
しかもシド・バレットという存在を知った時に
そのダークサイドに引きこまれてしまう
(しかもシド・バレットのような才覚が
おのれにあり得よう筈もないので
始末の悪い感じに半端に)
のではないかという恐れを常に抱き続けていて
それも手伝ってあまり踏み込み過ぎては恐ろしい
と思い続けてもいたりしたので
シド・バレットの名前を組み込みながら
このように光の方向を向いた音に仕上げてしまう
人たちがいることに驚かされました。

ただ爽やかなだけなら
自分などはつい通りすぎてしまいそうでもあるのですが
シド・バレットというと
自分などの半端な知識でも
Wish You Were Hereで
Shine On You Crazy Diamond
と歌われた人だという印象が強いのに
それをこういうのもあるんだなーという
衝撃を受けました。

向日性が高い音だけでは物足りなくなってきてしまうでしょうから
こうしたバンドもあって他のいわゆるところのプログレもある
バランスがいいよなーと改めて思わされました。
ダークサイドに(自分などは半端に)引きこまれてしまう恐怖が
少しだけ払拭されたような気持ちに
個人的にもなれました。

YouTubeのチャンネル
最新アルバムを全曲フルで試聴できるようになってもいますし
こういった↓
http://moonsafari.bandcamp.com/
アーティストやバンドが直に売る感じの
場所があることも今回初めて知りました。
ここでもフルで試聴が可能な形になっているようです。
歌詞も見られるのでここで
ほんとにシド・バレットって歌詞の中に入っているんだーと確認して
驚いたりしていました。

正直AmazonのMP3ストアから買うより
このbandcampを利用したい気持ちになりました。
paypalをこのために使ってみようかなと
考えているところです。

こうしたバンド自らの展開もいいなと感じますし
普通に美しくメロディアスな楽曲と
高い技術に裏打ちされてもいるので
もっともっと有名になったらいいです。
末永く続けてほしいです。
その為にもbandcampのようなところから
購入したりという行動は微力ながらでも
大切なことなのかなーと思ったりします。


http://www.moonsafari.se/

本当に今更なのですが

フィービー・スノウと
ダン・フォーゲルバーグ
ポール・デイヴィスが
亡くなっていたことを今更知って驚いています。

それぞれのかたに特に関連はなく自分が先ほどたまたま続けて知って
驚いているというだけです。


ラジオで洋楽を知ることが多かったので
さして誇れる程もないものではありますが
自分の洋楽知識の八割方くらいは
ラジオそれもFMであったと思います。

フィービー・スノウも
ダン・フォーゲルバーグ
ポール・デイヴィスも
リアルタイムではなかったのと不勉強ゆえに
有名な曲ばかりを知っていた程度の知識ですが
どのかたもその不世出の歌声と美しい楽曲は
印象に残り続けていたシンガーでした。

いずれのかたも亡くなるにはまだまだお若い年齢であったようなので
大変惜しまれます。

その耳に残って消えないような楽曲と歌声が
今後も世界中の人の耳に残り続けることを確信もしつつ
願いたいと思います。

乏しい知識ではあっても
それぞれの曲に関する印象をもう少し書き留めたいのですが
余裕が作れないのでとにかくとりあえず上げてしまっています。

それぞれがとても素晴らしい楽曲と歌声を残してくださった方々なので
このように関連もなくまとめてしまうことや
こうした形の記事ばかりになってしまうのは
自分としても大変忸怩たる思いですが
出来る範囲で音楽に関する思いついたことを
書き留めてゆきたいと始めた場所なので
どうにもこうにもですが出来る範囲でやってゆくしかなさそうです。





拍手ありがとうございます。
脈絡もない取り上げ方ばかりですが
少しずつでも続けていきたいと思っています。